あなたの影を探しているオレがいる。
見えるところにいなくても確かにあなたの存在を感じる。
突然の通り雨のように激しく降り注いで、嘘のようにきれいに去っていった。
おわりを迎えたと同時に、オレの中で何かがはじまった気がする。
おわりとはじまりの境目をあなたと交わした言葉の数々が埋めていく。
それは積み重なって止めどなく溢れ出し続けている。
もはやそれを止める術はない。
どんなに辛くてもオレは生き切ってやる。
だってあなたとオレが見ていた世界が、どんなに美しくも醜いものなのか最後まで見届けたいから。
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