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執筆者の写真Motoki

ディープインパクト

物事が大きく動くタイミングがある。

突然に思えるが、過去の積み重ねがあってその瞬間がやって来る。


したたり落ちる水滴が、岩に穴を開ける。

森林が伐採され、渇いた大地になる。

かつて海だった場所が、埋め立てられ街ができる。


長い年月をかければ新しい世界が出現する。

最初は小さな一歩。だが、それが連続していけば大きな変化が訪れる。

自分自身も己の身を削ってまでトップアスリートを目指し、引退後に監督として活動する姿は想像すらできなかった。


一つ一つの変化の中に我々の人生がある。正しい方向に物事が進むかどうかは我々の行動次第。想像を超える事態も、オレが経験したように当然起こりうる。

手にするものが大きければ大きいほど、それを失った時のインパクトやダメージも大きい。


いつかあらゆる歪みが何かをきっかけに、手に負えない状況になる。

そして今、我々が直面しているコロナウィルスの世界的流行。


ここで発信されているメッセージに耳を傾け、どう生きていくのか。人類の底力が試されている。


進化と退化は紙一重。

地球規模の変化の中にいる事を、偶然と思うか、必然と思うかは人それぞれ。

運命論者のオレは後者である。


不謹慎にも、この歴史的瞬間に立ち合えている事のインパクトを楽しんでいるオレもいる。

たった一度の人生。どうせなら下を向かずに、面白がって生きたい。


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