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  • 執筆者の写真Motoki

今を生きる奇跡

小学校を卒業して二度と歩けなくなった自分。

車椅子に乗る事を拒み続けた中学生の頃の自分。

殻に閉じこもって孤独の中、必死に這い上がろうとした高校の頃の自分。

電動車椅子に出会って未来に歩み出した自分。

留学を実現させるために無我夢中で闘っていた自分。

幾度となく折れかけた心を再生させ、諦めなかった自分。

限界を超えて帰国を決意した自分。

第1回ワールドカップ日本代表から落選した自分。

悲願のスポーツジャーナリストとしてデビューした自分。

プレイヤーとしての限界を感じた自分。

電動車椅子サッカーの監督になった自分。


どちらかと言うと、苦しいことの方が圧倒的に多かった気がする。


その暗闇があったからこそ、かすかな光を求めて貪欲に挑戦し続ける日々が今もある。

数え切れないほどの痛みと対峙した。

その痛みと無二の親友になる。

正解がない答えを求めて自分自身に問いかける。

痛みの先に何を求めているのか。


それはきっと己の生きる意味を1つでも明確に理解する事。

オレは自分が見てる景色を、1人でも多くの人と共感しあいたい。

そして、あなたと巡り会い、今を生きている事が奇跡だと本能で理解したい。


そんな事が本当に実現可能なのか。

それこそがオレの究極の自問自答である

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