人は未来を予測できないからこそ、挑戦する気持ちを持って前に進む。誰もが簡単に次に何か起こるか分かっているならば、挑戦するモチベーションは存在し得ない。結果を恐れず、未知なるものに挑む姿勢こそがチャレンジ精神だと考える。
そこで一番大事なのは気力を奮い立たせ続けること。必ず成し遂げるという断固たる覚悟がない限り、求める結果は得られない。
ある者はただ生きることにすら、莫大なエネルギーを消費する。ある者はただ幸せな家庭を築こうと、家族のために必死に仕事をする。そしてある者は危険を承知の上で、自然と対峙して冒険という名のギャンブルに身を投じる。
このどれもに言えることは、浮き沈みはあっても、折れない精神力を持ち合わせていないと途中で断念することが目に見えていること。だからといって後先考えず無謀に行動することとは違う。どう考えても無理な時は、 別な方法を模索したり、最悪な場合は勇気を持って一回断念する行動力も欠かせない。もちろん生きる事を諦めたらその先はないので、生きるために何かを捨ててその状況を受け入れ、許容することを覚える。
このような心を作り上げる過程において、情熱を持って打ち込める試練に出会えるかが焦点となる。そしてその状況を本気で面白がれるかどうか。ある意味、異常とも言えるほど冷静に物事を達観する能力が求められる。
「チャレンジする!」とついつい簡単に言いがちだが、チャレンジとは生半可な気持ちで使うものではない。リスクがあっても、葛藤に打ち勝ち、ありとあらゆる手段を使ってでも、ターゲットを仕留める執着心に満ち溢れている人間にしか体感できない世界。
少なくともオレにとっての挑戦とはそれぐらい大きな偉業である。
〜登山家の花谷泰広氏の活動にインスパイアされて〜

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